注文住宅の打ち合わせでは、つい間取りや内装に意識が向きがちですが、暮らしの満足度を大きく左右するのが「庭・外構計画」です。京都は四季の変化が豊かで、坪庭や植栽が街並みにも馴染みやすい土地。今回は、家づくりと同時に考えておきたい庭・外構のポイントをご紹介します。
設計段階から庭を考えるメリット
外構(がいこう)とは、門や塀、駐車スペース、庭など建物の外側全体の設計のことです。家が完成してから外構を考えると、配管や配線の位置、土地の高低差の都合で思うようなレイアウトができないことがあります。設計の初期段階から建物と庭を一体で考えることで、リビングから庭への視線の抜けや、室内と屋外をつなぐ「縁側」のような空間も自然に取り入れることができます。京都の町家に見られる坪庭の発想も、限られた敷地でも光や風を取り込む工夫として、現代の住宅にも応用できます。
維持管理のしやすさも大切な視点
庭づくりで見落とされがちなのが、完成後の手入れの負担です。植栽の種類によっては剪定や落ち葉の処理が頻繁に必要になり、共働き世帯にとっては想像以上の手間になることもあります。京都の気候に適した、四季の変化を楽しめながらも管理がしやすい樹種を選ぶこと、また砂利や人工芝、タイルなどを組み合わせて「手をかける部分」と「手をかけない部分」を分けることが、長く快適に過ごすコツです。駐車スペースの広さや、自転車・ゴミ箱置き場といった生活の動線も、外構計画の中で具体的に決めておくと安心です。
外構費用は予算配分を早めに
外構工事は建物本体の工事とは別に費用がかかるため、総予算の中であらかじめ枠を確保しておくことが重要です。打ち合わせの後半で「予算が足りないので外構は最低限に」となってしまうケースも少なくありません。新築の場合も、リノベーションで古家を活用する場合も、敷地の状態を早めに確認し、必要な工事の規模感を把握しておくことで、庭やアプローチも含めた満足度の高い住まいづくりにつながります。
庭やお庭まわりのことも、家づくりの早い段階からご相談ください
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平間 木乃香(garDEN不動産)
平間木乃香 
