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202606/16

上賀茂神社のまわりを歩くと出会う「社家町」、あの独特な景色の話

 

※画像はイメージです。

北区を車で走っていると、上賀茂神社の近くで「ここだけ何だか雰囲気が違うな」と感じる一角に出会うことがあります。明神川という小さな川沿いに、土塀と立派な木々の屋敷が並ぶエリア——あれが「社家町(しゃけまち)」と呼ばれる地域です。今日はその社家町の話を、少し雑談がてら書いてみます。

「社家」とは、神社で働く人たちの屋敷町

「社家」とは、神社に仕える神職の家のことを指します。上賀茂神社の社家町は、平安時代以降、上賀茂神社に奉仕する神職たちが屋敷を構えて暮らしたエリアで、現在も明神川沿いに当時の屋敷の面影を残す町並みが続いています。

各屋敷には、明神川から水を引き込む小さな水路(取水口)が設けられていて、庭の中を水が流れる仕組みになっています。この水路は神社の禊(みそぎ)にも使われていたとされ、単なる景観ではなく、神社と人々の暮らしが密接につながっていたことがうかがえます。

国の重要伝統的建造物群保存地区にも選定

上賀茂の社家町は、その歴史的な町並みが評価され、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。土塀、川沿いの石垣、屋敷を囲む木々——これらが一体となった景観は、京都市内でもかなり独特な雰囲気を持つエリアのひとつです。

散策していると、ふと水の流れる音が聞こえてきたり、塀の向こうから木々の緑がのぞいたり、ゆったりとした時間の流れを感じられる場所です。観光地として大きく賑わうわけではない分、静かに歩ける点も魅力かもしれません。

⛩️ 京都豆知識

上賀茂神社は、賀茂別雷大神(かもわけいかづちのおおかみ)をお祀りする神社で、下鴨神社とともに「賀茂社」と呼ばれます。両社をあわせて世界文化遺産「古都京都の文化財」に登録されており、5月の「葵祭」では両社をつなぐ行列が見られます。

北区はこうした歴史的な町並みと、住宅地としての暮らしやすさが同じエリアの中に共存しているのが面白いところです。古い町並みを眺めながら、すぐ近くにスーパーや学校もある——そんな環境で暮らしてみたいと考える方にとっても、北区は候補に入れやすいエリアではないでしょうか。

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平間 木乃香(garDEN不動産)

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