こんにちは、garDEN不動産の平間です。京都の夏の朝夕、町家や住宅地の道端で水をまいている光景を見かけたことはありませんか?「打ち水(うちみず)」と呼ばれる、日本に古くから伝わる夏の知恵です。今日はこの習慣についてご紹介します。
打ち水ってどんな習慣?
打ち水とは、道路や玄関先、庭などに水をまいて涼しさを呼び込む習慣のことです。水が蒸発するときに周りの熱を奪う「気化熱(きかねつ=液体が気体に変わるときに周囲から熱を奪う現象)」の仕組みを利用しており、実際にまいた場所の地面の温度が数度下がることもあります。エアコンのような機械を使わず、自然の力だけで涼をとる、昔ながらの生活の知恵です。
京都の町家・住宅地で見かける打ち水の風景
北区・左京区・上京区には今も町家(まちや=京都の伝統的な木造家屋)や昔ながらの通りが残っており、お店の軒先やご自宅の玄関前で打ち水をする光景を朝夕によく見かけます。ひしゃくで水をまく音や、湿った土のにおいが漂う瞬間は、京都の夏らしい風情のひとつです。ご近所同士で顔を合わせるきっかけになっていることも多く、涼をとるだけでなく、地域のコミュニケーションの一場面にもなっています。
⛩️ 京都豆知識
打ち水の起源は、茶道の「もてなしの心」にあるともいわれています。お茶会でお客様を迎える前に、亭主(主催者)が庭に水をまいて場を清め、涼やかな気持ちで迎え入れたことに由来するという説があります。
打ち水のような自然の涼を取り入れる工夫は、今の住まいづくりにも活かせます。玄関先に少し緑を置く、風の通り道を意識した窓の配置にするなど、小さな工夫の積み重ねが夏を快適に過ごすポイントになります。家づくりやリノベーションをお考えの際は、こうした暮らしの知恵もぜひ取り入れてみてください。
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平間(garDEN不動産)
平間木乃香 
